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2010/5/29 「町長選挙」「空中ブランコ」 奥田 英朗 文藝春秋 ★★★☆
どんな心の病もたちまち治してしまう天才(実はただのアホ?)精神科医、伊良部先生が大活躍するお話。「イン・ザ・プール」と合わせて3冊シリーズで出ていたんですね。どうりで表紙が似ていると思いましたが(^-^;)、カバーの写真の赤ちゃんは、天衣無縫、生まれたまんまと言う意味で伊良部センセイを表現しているのでしょうか?(だとしたらカワイ過ぎるが)
診察を頼まれても「いやだよ〜ん」とのたまい、「ぐふふふ」と注射シーンを見つめる伊良部センセイ、太っていて好奇心の塊で、すごい食いしん坊で・・・読んでいて私、「まいう〜」といいながら美味しそうに食べ物をたいらげる某俳優さんを思い出してしまいましたよ。
彼なら伊良部先生役にぴったり・・・と思ったら、この小説はすでにテレビ化されてたみたいで、ぜんぜんイメージと違った人がその主役をやったと誰かが書いていました。残念。
この作品、というか伊良部先生のありようを見て、私たちがいかにいろんなしがらみに縛られているかがわかります。
「いやならやめちゃえば?」と伊良部センセイは言うけれど、本当、明日地球があるかどうかだってわからないのに、何をくそまじめに生きているんだろうと自分を笑ってしまいます。
子どものような好奇心やいたずら心を持って自分に正直に生きることを再び始めたら、灰色だった世界も生き生きとした色を取り戻すのかも。
しかし・・・本当にいたら、ぜひお目にかかりたい、こんな医者( ̄  ̄)
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Categorie:小説
Genre:本・雑誌 Theme:こんな本を読んだ
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